福袋とは・・・

『福袋』って、なんだかお正月っぽいタイトル・・・
thumb_IMG_1978_1024でも、内容は特にお正月にちなんだものではありません。

朝井まかてさんの作品としては珍しい(初めてでしょうか?)、短編集。

倹約令が出ていた江戸中・後期の江戸が舞台。どこにでも居そうな市井の人たちの、ちょっと可笑しくて、ちょっとホロリと泣ける物語が詰まってました。

表題の「福袋」や「獏連あやめ」が良かった。「ぞっこん」も良かったなぁ・・・

次は大阪を舞台にした短編集を書いてほしいな。

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投稿者: ノリダー カテゴリー: Books

出演者が豪華すぎ・・・

公開中の映画「オリエント急行殺人事件」を観ました。

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出演している俳優陣が豪華絢爛。

原作もずーっと昔に読んだことがあるし、前回映画化されたものも多分見てるはず(上映時に見たのではなく、TV放映だと思うけど)。ストーリーの結末が分かっているので、純粋に今回は錚々たる出演者を楽しむという感じでの鑑賞。

原作とも前作とも多少異なるのは当たり前。でも映像製作技術の進化によって、列車が冬のヨーロッパを走っていく風景など、迫力がありました。
また、殺人事件が発生してから、エルキュール・ポアロが真相を解明するまで、メインの舞台となる食堂車に置かれたガラスの仕切り越しに映る乗客(容疑者)の表情など、凝った演出だと感じました。

真相解明につながる手がかりのところが、あまりに一瞬で(しかも英文)少々分かりづらかった。もう一度ゆっくり見たい!と思う場面が多数あり・・・ブルーレイ買うか・・・

巷で広まっているエルキュール・ポアロのイメージを覆す、アグレッシブなポアロでした。好き嫌いがあるでしょうけど、『原作を知っていても楽しめる作品』ではあったかな。

投稿者: ノリダー カテゴリー: 映画

クリスマス・リース

モミの木の切れ端と100円ショップで購入した素材で・・・
Christmas wreath

モミの木は枝脂が強く(だから水に浸けてなくてもOKなのだけど)、作業中手がベトベトになってしまうのが難点。

100円ショップって本当に「大体のものは揃う」のね。蔓製のリース土台、綿の実、赤い実を購入。
もちろん完成品のリースもたくさん店頭にありましたが、今回はあくまでも「花瓶に活けたモミの木の端枝を活用する」ためのリース作りだから・・・

珠玉の美術工芸

先週末まで開催していた「東京藝術大学創立130年記念特別展 皇室の彩 100年前の文化プロジェクト」を見てきました。

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会場は東京藝術大学美術館。開催当初はそれほど混雑しないだろうとタカをくくっていたら・・・入場まで結構並びました。小さい会場なので、室内のキャパを調整しつつ入場制限をかけていたようです。

大正から昭和にかけて皇室へ献上された美術工芸品が展示されました。普段は宮内庁の収蔵庫で保管されているので、そうそうお目にかかれません。
当代一流の作家の力作が集結していて、マニア垂涎ものがたくさんありました。

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特に眼を惹く展示品だった昭和天皇ご成婚時の献上品『御飾棚』。
写真は香淳皇后へ贈られた棚に施された鶴の文様。蒔絵・螺鈿の手法で作られており、その緻密さに圧倒されます。

今回は完成品だけでなく図案も展示された作品があり、図案通りに蒔絵などの技法を施せる職人技は鳥肌モノです。当時の国家プロジェクトなればこそです。

静電気バチバチ・・・

ぐっと空気が乾燥してきました・・・静電気が発生しやすい季節です・・・
先日アクセサリーショップで「静電気防止ブレスレット」なるものを発見しました。
ゴム紐にチャームが付いているデザインで、手首に着けたり髪をまとめたりできるようです。

ただ・・・気に入ったデザインのチャームがついてなくて・・・
ハンドメイドしました。
Anti-static bracelets

チャームが付いていない「ゴム紐だけ」も売っていたので、購入(もちろん格段に安い)。
久しぶりに貴和製作所でチャーム類を買い足して、ちょこちょこと作業。

こんな細いゴムで本当に静電気防止できるのか?
若干疑問ではありますが、ネットでのレビューでは「軽減した」「発生しても(バチバチが)弱くなった」という意見も見られるので試す価値はあるかと。
それにゴム紐と小さいチャームなら大した重量ではないので、2本まとめて装着しても邪魔にならないし・・・

私が頻繁に遭遇する静電気バチバチは、クルマのドアや、スーパーマーケットの陳列棚に触れた時。
さて、どうなるでしょう。

イルカに恋して・・・

数年ぶりにダイビングしたら、イルカに遭遇しました。
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嘘です・・・(^^;)
八景島シーパラダイスのドルフィンファンタジーで撮りました。

その昔「恋する遊び島」というキャッチフレーズだった記憶がありますが、たしかに水族館・遊園地・遊覧船クルーズ・・・と1日では満喫しきれないほど盛りだくさんなレジャー施設。

11月というシーズンオフでも、そこそこ混んでおりました。横浜エリアの有数のデートスポットの1つなのでしょうか・・・

八景島そのものは横浜市が所有しているので入場は無料ですが、水族館・遊園地などは有料。水族館としては、「やや高めの入場料だなあ」と思いましたが、園内にいる水棲生物の多さにビックリ。これだけの生物の維持管理には相当のコストがかかると思われ、入場料の金額にも納得。

とくにイルカ・クジラなどの海洋哺乳類がたくさんいます。お約束のイルカショーに登場するイルカだけでも4頭。
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それ以外にも、ふれあいラグーンという施設の大きなプールにもイルカが数頭いて、無料プログラムで「コビレゴンドウクジラ」の背中を撫でられるし、有料のオプションプログラムではバンドウイルカに「餌付け」ができたりもします。
まあ、水棲生物に触れたり、ショーとして芸を仕込むことには、生物にかかる負荷の大きさなど賛否両論があると思います。でも、やっぱりイルカがジャンプすると「わあ、すご〜い」と歓声を上げてしまうわ・・・

この水族館で特長的と感じたのが「水槽のガラス面がとても綺麗」ということ。なので、ガラス越しの写真も鮮明で、ちょっと嬉しい。

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今回は自宅から京浜急行の金沢八景を経由して行きました。子供の頃夏休みの海水浴といえば「三浦半島」だったので、京急線はよく利用していました。でも、金沢八景で降りたのは初めて。駅を降りるとすぐそこが海という風光明媚なところです。

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投稿者: ノリダー カテゴリー: 散歩

シンデレラは誰?

読書好きですが、あまりアンテナを張っていないので、話題作を手に取るのが相当遅くなります・・・

第7回角川春樹小説賞の受賞作品『シンデレラの告白』(2015年)
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幼くして母を亡くした少女の元に、継母と2人の継姉がやってくる・・・おお、この少女がシンデレラなのか?

・・・その継母は美しくかつ心優しい女性で・・・??
あれ?お馴染みのシンデレラの物語と随分違う。

舞台は中世のヨーロッパ。新しく継母となった女性は慎ましく、病弱の少女に優しく寄り添って暮らしていきます。継姉たちは不器量と称されていますが、母同様に心優しく手に職を持ち、逞しく生きている。父親は裕福な絹織物商人で、上流市民としての地位も得ている。「家族を得たい」という少女の望み通り、幸せな暮らしを営む一家を取り巻く貴族社会に連続殺人事件が起こり・・・

と、ミステリー仕立てのお話。

この作品がデビュー作とは思えないほど、練られた展開です。最後に「おお、そうだったのか」というオチもあり。物語の前半から細かい伏線があるのですが、1度ではちょっと気づかなかった(勘の良い方はすぐにピンとくるのかも)
登場人物のキャラが立っているので、読みやすく一気に読了できそうです。

お馴染みのシンデレラの物語も途中登場します。魔法使いは登場しないけど、カボチャの馬車やガラスの靴を彷彿させる馬車や靴も登場。ファンタジーの要素も取り入れつつのミステリーって感じ。あの時代のヨーロッパの政治的・宗教的事件である「魔女狩り」がポイントにもなっています。

装丁も綺麗で、女性向きのお話かな。

投稿者: ノリダー カテゴリー: Books

葡萄・ブドウ・ぶどう

3連休の初日はぶどう尽くしの日帰り旅行に

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中央道勝沼ICからすぐの「真言宗智山派 大善寺」
通称「ぶどう寺」とも言われています。なぜかというと、ご本尊の薬師如来像は掌に葡萄の房を乗せているから。平安時代初期につくられたご本尊と、日光・月光菩薩像が納められている厨子は国宝。ちなみに、写真の本堂(薬師堂)も国宝に認定されてます。

ご本尊は5年ごとのご開帳以外は拝観できず・・・でも厨子の両脇に並ぶ仏像群は近づいて拝観できます。こちらも鎌倉時代のもので重要文化財です。
本堂は小高い丘にあり、眺望も素晴らしい。来年はご開帳に当たるそうです。

つぎはブドウ→ワイン・・・ということで、ワイナリーへ

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ワインの製造工程の見学と試飲。概ね試飲がメインでしたけど・・・
写真は少量生産ようの醸造樽。一般に流通していない特別オーダーのワインは、金属のタンクではなく、このような樽で醸造されているそうです。蔵全体によい香りに満ちて、幸せな空間。

葡萄にまつわる仏像・ワインと楽しんだところで、いよいよ本家ぶどうの登場

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園内には、ワイン用のぶどうなどたくさんの品種が育てられてます。
旅行の楽しみの一つ「ぶどう狩り+食べ放題」
今回は写真左の「甲斐路」がとれました。自宅へのお土産に2房購入。
出かける時は雨だった空模様も、中央道を走るうちにどんどん晴天に。渋滞にも遭わず、とても満足な1日でした。

投稿者: ノリダー カテゴリー: 旅行

笑うスパチュラ

杓文字で有名(?)な、広島県宮島のお土産

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忙しいと、夕飯の支度中も相当恐い顔になりがち・・・

このスパチュラなら思わず表情も緩み、ご飯の支度も楽しくなるかも。

朝井まかてさん著作

ここ数年愛読している朝井まかてさんの作品を連続して3冊。

そのうちの2冊は昨年と今年の新刊本(←珍しく割と旬のうちに読んだ)

thumb_IMG_1785_1024銀の猫

江戸時代、主に老人の介護(当時は『介抱』と呼んでいた)を生業とする人がいたことに驚き。口入屋という職業斡旋所から派遣されるという形態で、状況によって通いまたは泊まり込みで介抱にあたる。なんでも商売になるあたりはさすが百万都市「江戸」。主人公は「母親が作った借金を返すために介抱人をする」バツイチの25歳、お咲。
介護は身近な課題になりつつあるので、身につまされながら読破。お咲と母親の関係も絡み、読み応えある内容でした。タイトルがなぜ「銀の猫」なのかも解き明かされ、そうだったのか・・・って感じ。

 

thumb_IMG_1788_1024最悪の将軍

「最悪の将軍」というタイトルをみて、「誰のことかな?ひょっとして慶喜さんかな?」と思ったのだけど、主人公は5代将軍徳川綱吉と正室信子でした。「生類憐みの令」が悪法と言われていたし、マザコンとも言われてしまったあたりが「最悪」なのかな・・・?
本当は強い信念をもつ施政者であろうと己を厳しく律してきた人なんだ。今も昔も「今までの慣例や習慣」を変えるのは難しいと思われます。5代将軍の頃はそれまでの戦に明け暮れた「武勇が勝る時代」から泰平を維持する「文を重んじる時代」への転換期だったので、綱吉のような施政はなかなか受け入れられなかったのではないか。火事、地震、富士山噴火などの天災も次々に降りかかり、「最悪の時期」に将軍だった人という感じ。ドラマなどでは正室信子とは不仲に描かれることが多いだけに、この物語では夫婦仲むつまじく戦友という絆が感じられて良かった。

 

thumb_IMG_1789_1024和蘭陀西鶴

 

井原西鶴というと「好色一代男」がパッと思い浮かぶ有名な作家ですが、もともとは俳諧人だったのね。西鶴の娘「あい」を通して描かれるその一生は、まあ破天荒。「こんなお父さんいらない」って言いたくなる。あいは目が不自由だが、幼い時に母を亡くして以来家事一切を1人で立派にこなすスーパーレディ。西鶴はそんな娘が自慢で可愛くて仕方ないのだろうけど、その父親の思いは娘には伝わらない・・・目の不自由な自分を引き合いに、父親は他人からの好意をもらっているだけと感じる娘。相容れない2人だけれど、あいが成長するにしたがって心が通い始める。あいが父親から文字を習う場面が良かった。少し悲しいけど、良い結末でした。

朝井まかてさんの作品の中では、実在の人を主人公にした作品より架空の人物が自由闊達に活躍する物語が好きです。なので、この3冊では『銀の猫』が一番好きかな・・・

 

投稿者: ノリダー カテゴリー: Books